PC版の頃からストーリーが続いているので、かなり物語としては長い作品になっています。
過去作品のストーリーを知っていたらもっと楽しめるのかなと思い調べたところ、色々とありましたのでまとめました。次元の追跡者のストーリーから分かる部分なども追加してます。
公開しながら更新しているので、随時変更が入ってくかと思います。また、ストーリーの都合上、ネタバレ的な要素が含まれますので注意して下さい。
出典(参考):
- PC版グランドチェイスwiki(日本)
- PC版グランドチェイスwiki(韓国)
- PC版グランドチェイスwiki(グローバル)
- グランドチェイス 次元の追跡者 図鑑→ストーリー
目次
出来事(詳細)
遥か昔:創世記
初めに、創造神はこの宇宙の創造を担う神族と、破壊を担当する魔族を創る。魔族は、その特性のため、物質界の神族と一緒にせず、魔界を作って魔族をそこに留まらせるようにする。
魔族は、必要なときに次元の扉を渡って、この世界の破壊を実行しに来るようにする。
初めに魔族を創造するときに生じた変異によって古代魔族が誕生した。古代魔族は他の魔族よりも遥かに強大な力を持っており、魔界の片隅で、他の魔族と離れて別々に生きていくこととなる。
~3300年前:コーナット王国建国前
エルナス
時期1(魔界の時期1と同時期。以下同じ)
エルナスのアーキメディア大陸の中心に神族降臨。戦争と勇猛の女神のエルナシス、慈愛と精霊の女神リスナル、知恵と調和の女神アメニアスの三女神の主導でエルナスを創造していく。
(神族の代表であるエルナシスの名にちなんで、世界の名をエルナスと名付ける。但し、正確には創造神と「女神アグネスシアを加えた四女神」でエルナスは作成された。)
当時のエルナスには、何も持たない人間と、今まさに生活を始めた原始エルフ、ドワーフ種族が生息していた。三女神は、これらの中で、勇猛で創造的気質が強い人間を自分たちの創造事業共にする種族として選択する。
※エルナスはいくつもある星の内の一つ
時期2
何も持たない人間達にエルナシスは勇気を、リスナルは聖なるモノ(魔法?)を、アメニアスは知恵を与えた。それらを貰った人間は勇敢に領土を広げ、魔法を使う事を学び、機械を開発する為に知恵を使った。
神族と人間たちは力を合わせてアーキメディア大陸の中心に多くの生命を創造し、文明を発展させていく。そんな中、いくつかの神族と人間は恋に落ち、彼らの間に子供たちが生まれる。
これらは通常の人間たちとは異なり、多くの能力を持っていたため、人間の中で頭角を現し始める。こうした者達の数がますます増え、これらは神族と共に人間たちを導いてコーナット魔法文明の発展に拍車をかける。
時期3
コーナット魔法文明は、コーナット市街を中心にアーキメディア大陸全域に進出する。当時コーナットの南北側にそれぞれ群れを成して住んでいたドワーフとエルフは、コーナットの文明に感化され、彼らの高度な文明を受け入れる。
この交流を通してエルフは、より強力な魔法を使用できるようになり、ドワーフは、機械工学に関するより高度な技術を手に入れて発展させていくことができるようになった。
時期4?(不明)
アグネシアスは東へと旅をしている中で、純粋な悪から作られた魔法生物と対峙していた。アグネシアスは世界を救う為に全ての力を使い魔法生物を自分の体内に封印したが、禁じられた魔法を使ったことにより、彼女の神としての力はほとんど枯渇してしまった。
神としての力がほとんど枯渇してしまったアグネシアスは死の危機に陥ったが、彼女が死んでしまうと体内に封印したものが解き放たれてしまう為、最後の足掻きとして残された神の力で自分に永遠の復活の呪文をかけた。
それから、彼女は封印を維持する為に永遠と生まれ変わることを運命付けられた。
魔界
時期1
古代魔族の事を恐れた他の魔族が古代魔族を全滅させる為に密かに魔族連合を結成し、古代魔族を襲撃した。これにより古代大戦という戦争が始まる。
古代魔族の英雄デュエル・フォン・ジャック・アベンジャー(ヴォイド)が襲撃場所から離れていた為、エドナがデュエルの代わりに奇襲してきた魔族連合に立ち向かう。
しかし持ちこたえる事ができずに、急いで戻ってきたデュエルの目の前で事切れてしまう。エドナの死に理性を失ったデュエルの大暴走により、敵味方を問わず、ことごとく全滅させ、事実上の戦争が終結する。
戦争に参加していた魔族側の伝説の魔導士オズ・フォン・マックス・ラインハルトは死の峠を越えて脱出する。
時期2
死の峠を越したオズは自分の隠れ家に隠れて、デュエル(ヴォイド)の魔剣エクリプスに対抗しうる魔剣グランダルクの作成を開始する。
時期3
オズ、魔剣グランダルク完成。自分の代わりグランダルクを制御する肉体、クリーチャーの研究を開始。クリーチャー制作のための必須要素である古代魔族の核を手に入れるため、秘かに古代魔族の昔の領土を調査する。
神聖暦元年(3300年前):コーナット王国建国
エルナス
コーナットを中心に領土が安定すると、神族・魔族の中で最も優れた能力を持った者を王とみなして、天族の国コーナット王国の成立を宣言する。また、国としての基礎が決められたエルフとドワーフの国と同盟を結んで神聖歴元年を公表する。輝かしい魔法文明時代の到来となる。
神族の者どもは、ほとんどの創造的事業を人間に任せられるようになったとして、三女神のエルナシス、リースナル、アメニアスの三女神だけをエルナスに残して離れる。
魔界
オズが手に入れた古代魔族の核でゼロ・ゼフィリウム(プレイヤーキャラの「ゼロ」)を作成する事に成功する。
魔界の二家。バーニング・キャニオンとクリムゾン・リバー家で、それぞれディオ・バーニング・キャニオン(プレイヤーキャラの「ディオ」)とレイ・フォン・クリムゾン・リバー(プレイヤーキャラの「レイ」)が誕生する。
しかしレイは直ぐに不治の病と診断され、長い期間産まれていない事になっていた。レイはクリムゾン・リバーの不思議な力を継承していたが、その力が彼女の生命力を奪っていた。レイはデュオと一緒に育ったが、レイの病気が両者を分断し続けた。
ピーター・フォン・クリムゾン・リバーは弱々しくなったレイを見て、オズに古代魔族エドナの魂と融合させる禁術の儀式を実行するように懇願した。
儀式が終わり数年が経つと、レイはゆっくりと病気から回復し、徐々に外見と力がエドナに似てくるようになった。
神聖暦1300年頃(約2000年前):第一次魔道戦争
魔界では、創造主から与えられた破壊命令では満足できず、無差別な破壊を主張する強硬派が登場して力を得始めていた。魔界ではこの強硬派と穏健派の二つの勢力に分かれ、対立状態が続いていた。
強硬派のリーダーである上位魔族ヘイタロス・クラツスワが率いる魔族軍は、次元の扉を開き、物質界の星々を次々と破壊し始めた。そして、次の標的をエルナスに定めた。
アーキメディア大陸のコーナット王国東側の土地のある場所に次元の扉が開かれ、数多くの魔族があふれ出始めた。まず最初に、最も強力な神族魔法文明を破壊するため、コーナット城へ進撃した。
この時、強硬派のエルナス侵攻の知らせを聞いた穏健派のバーニング・キャニオン家は、ディオを密使としてエルナスに派遣した。
知らせを聞いた三女神とコーナット王は、コーナット正規軍を率いて城に至る関門であるアルティオ平原で、魔族の大軍との戦いに臨んだ。激しい戦闘で多くの死傷者が発生。
コーナット軍は、神の力を利用することを許された神聖力蓄積装置を改造して作成した最終兵器「エルナシスの槌」を不安定な状態にもかかわらず作動させた。
その一撃により、ヘイタロスは、致命傷を受け、次元のドアを通って魔界へと脱出。魔族軍はほぼ全滅し、司令官を失った魔族軍は、大陸に散っていった。
しかし、ヘイタロスとの戦闘ではほとんど力を失った三女神も魔界に通じる次元の門を封印した後に、自分たちの世界に戻ってしまった。逃げ出した魔族たちは、エルナスのあちこちに広がり、既存の生物を怪物化させ、絶えずこの世界を破壊し始めた。
この時、ディオは、魔界に帰る方法を失い、エルナスに留まることとなる。魔界の異常な雰囲気を感じたレイの父、血の支配者のピーターは、長年同盟関係にあるバーニング・キャニオン家の不安を取り除き、同盟関係を保つため、バーニング・キャニオン家のデュオ捜索に、自分の娘であるレイを送ることになる。
神々の加護の下、豊かだった時代は去り、人々は常に怪物達のの侵入を恐れるの混乱の時代が始まった。
神聖暦1800年頃(約1500年前):コーナット大爆発
※グランドチェイス 次元の追跡者のステージ3にも関わりがあります。
第一次魔道大戦から数百年後、コーナット王族ラドゥーナ・ミン・オネットの娘のマリ・ミン・オネット(プレイヤーキャラの「マリ」)が誕生する。
コーナットの最高大臣バルディナールは偶然にこの世界のすべての秘密が書かれている神聖なる書物、クレアバイブルを手に入れる。この書物を通じて彼は、エルナシスを始めとする神々と魔族、創造神やエルナス創造に関する秘密を全て得た。
ヴァルディナールは次第に理性を失い始め、自らが神族の力と魔族の力を併せ持つ創造主になろうとする計画を立て、実行に移し始めた。
彼は世界中に広がる魔族達を研究し、魔族の力の源である核を手に入れ、計画の最初の部分を実行に移した。感染した人間を魔族に変貌させる「魔族ウイルス」を発生させた。コーナットの都市内には奇妙な生物が現れるようになる。
この時、エスナール・ディン・カナヴァン大将軍が事件が疑わしいと独自に調査を進めた。
コーナットの郊外に激怒した古代魔族ヴォイドが出現したが、駆け付けたヴァルディナール、カシアス・グランディエル、スカル・ヴィー・セルディンにより追い込まれる。ヴォイドの反撃によりヴァルナディールがやられそうになるが、グランディエルがヴォイドを転移させる。
その後、ヴァルディナールは神族の力と魔族の力の両方を得る為に、神聖力の結晶体であるソウルストーンを製造する。
彼はエルナシスの槌を使用してソウルストーンの神聖力を増幅させて、神族の力を手に入れようと儀式を執り行ったが、槌は彼を神聖力の持ち主と認めることは無く、不安定な神聖力が大爆発を起し、コーナットは崩壊する。ハイランダーがコーナットから姿を消してから13日後の出来事だった。
爆発の兆候を感じ、マリを含む王族は避難手順に従い、避難用カプセルに入ったが爆発の影響で動力が伝わらずに射出は失敗し、コーナット王族はマリを残して全滅してしまう。
マリは自らの目的の為に見守り続けていたデュエルの力に助けられるが、爆発の衝撃でカプセルが誤作動を起し、乗員保護の為の冷凍休眠モードに入ってしまい、マリは長い間眠りにつくことになる。
※コーナットが滅亡した後もその周辺には人が住んでおらず、後世にはただの伝説のみに伝わる国となってしまった。
エルフとドワーフの王国は、ヴァルディナールの計略により既に王を失っており、大爆発と王の喪失は相手一族によるものとして、戦時体制に突入した。
神聖暦1800年頃~王国暦元年(約1500年前):カナヴァン王国とセルディン王国の建国
人間とエルフのコーナット大爆発生存者達は長い航海の末、ベルメシア大陸へと辿り着く。エルフの生存者はベルメシア大陸ではなく、更に航海を続け大陸から離れた島に定住し、島の名前をエリュエル島とした。
人間の生存者はカナヴァンとセルディンをリーダーに大陸を開拓し、カナヴァン王国を建国する。この時点でカナヴァンはまだ王ではなく、無名の王と呼ばれるものが王座についていた。また建国したのは無名の王とセルディンの2名であった。
その後、更に大陸を開拓する軍隊を結成し、無名の王はカナヴァンに王位を譲り、セルディンと共にが南西部へ更に開拓を進める事となる。開拓をしていった中で彼等は新たなる土地を発見する事になる。
しかし、開拓の途中で無名の王が死んでしまった為、セルディンが王となりセルディン王国を建国する。カナヴァン王国とセルディン王国は兄弟国家として同時に王国暦元年を宣言する。
エリシスやジークハート家の祖先であるエックハルト・ジークハートはカナヴァン王より最高の地位を与えられるが、彼はそれを拒否してレッドナイツのリーダーとなる道を選ぶ。リーダーとなった彼はモンスターの脅威から国を守る為に旅をするなどの活動を行った。
世代が進むにしたがって、カナヴァン王国は優秀な剣士を輩出し、セルディン王国は優秀な魔法使いを輩出した。それぞれの国はそれぞれの美徳に従って大きく発展をしていく。
王国暦400年頃(約1100年前):ヴァルディナールとゼニアの六神
コーナット大爆発から400年経ってもヴァルディナールは自身が作り出したソウルストーンの神聖力の影響で精神体として生き残り続けた。彼は全ての力を失ってはいたが、その野心は潰えておらずに自分の復活方法を探し、世界を彷徨っていた。
ヴァルディナールは精神体のままエルナス中に散らばる魔族やモンスターの核を手に入れ、天空に浮かんでいる古き大陸ゼニアに辿り着く。
ゼニアにはコーナット大爆発で粉々になったソウルストーンの6つの破片が落ちてきており、それを拾ったゼニアの守護霊はその力を通じて神として君臨する事になる。現代まで続くゼニアの六神の誕生である。
<参考:ゼニアの六神>
- サムサラ:循環の神
- スターキル:炎の神
- ヤキニ:審判の女神
- ペルセオ:破壊の神
- ガイア:生命の女神
- タナトス:支配の神(天上神)
六神を見たヴァルディナールは直ぐにその力の源がソウルストーンによるものだと理解し、彼は土地に深く潜入するとこれまでに得た魔族の力を広め始めた。魔族の力は土地に広がり、動物等の生き物をモンスターへと変貌させ、六神に不安を与えた。
モンスターがどんどん増えていく状況に六神は徐々に正気を失い始める。その混乱を利用して、ヴァルディナールは六神の一柱であるタナトスの右腕であるアシュタロスに近づく事に成功する。ヴァルディナールはアシュタロスの魂を奪い、アシュタロスを自身の人形とする。
ヴァルディナールは自由な身体を手に入れ、六神に気付かれる事なく秘密裏にゼニアを動かし、更なる混乱を引き起こした。ヴァルディナールの力により世界を彷徨うモンスターを強化し、戦争を行う為に人間を遠ざけた。
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